口腔内写真検査について
投稿日:2017年5月21日
カテゴリ:スタッフブログ
今日は基礎・基本検査の口腔内写真検査についてお話せていただこうと思います。
口腔内写真検査は正面観、左右側方面観、上下咬合面観の計5枚の写真を撮るのがスタンダードです。これに加えて顔貌や歯石沈着部位、病巣部位などを撮ったりします。この検査の目的は
・実際の口腔内では暗く、狭く、小さいために細かな所見を見逃すことがあるため
・実際の来院時間中の短時間ではすべての所見を網羅することができないため
・拡大画像を観察することにより、より詳細な部位情報が明確になる
などです。
この検査で解ることとしては
正面観
咬頭嵌合位における咬合状態の観察
上下咬合面観
左右側方面観
歯肉、プラーク付着状態、カリエス、咬合状態、咬耗、欠損、補綴状態、
アブフラクションなどの詳細な観察
顔貌
非機能的な力の有無及びそれに準じた病気(頭蓋骨の影響)の発見
などになります。
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