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歯茎の腫れは病気のサイン②

投稿日:2018年5月29日

カテゴリ:スタッフブログ

前回は歯茎が腫れる原因についてお話ししましたが、今回はその際にまずとってほしい行動についてお話ししていきます!

 

①歯肉炎のときは…

歯磨きをサボってしまって腫れた、という場合にはとにかく歯と歯茎の境目を中心にブラシを当て念入りに磨いてみましょう。

ただし、力を入れず優しく磨いてください。

また、この際歯茎から出血するとは思いますが気にせずよく磨きましょう。

これを続けるうちに2~3日で歯茎が引き締まってきます。

 

②歯石が溜まっているときは…

歯石が明らかに溜まっている、もしくは舌で触るとざらつくところがある場合には、歯石を歯科医院で落としてもらう必要があります。

残念ながら歯磨きで歯石は落ちませんし、自分で取ろうと思っても落とせるものではありません。

放置しておくと歯周炎になってしまう危険性があるので、歯石は定期的に歯科医院で落とすしか方法はないのです。

 

③ひどい歯周炎がある場合には…

このような場合は、すぐに歯科医院に行って歯周病治療をしてもらいましょう。

歯周病がある程度進行していても、歯科医院で定期的にケアをしていれば、歯茎が極力炎症を起こさないようにすることはできます。

ある程度の深さの歯周ポケットがあると、家庭の歯磨きだけでは歯周ポケットの汚れを落とすことができません。歯を長年に渡り健康な状態でもたせるためにも、定期的な歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。

 

④詰め物、被せ物の際が腫れているときは…

明らかに詰め物、被せ物のところだけ腫れている場合には、一度歯科医院で診てもらうことが必要です。詰め物、被せ物がぴったりと適合しているのかをチェックしてもらいましょう。原因が詰め物、被せ物の場合は、作り直してもらう必要があります。

今の時代、詰め物や被せ物は色々な材料が選べます。

より歯にやさしい材料を選ぶという選択肢もあります。

 

⑤歯茎の奥の方が腫れて痛い場合は…

歯茎の際でなく、奥の部分が腫れている場合には根の治療をしなければならない可能性が高いです。

放置しておくと激痛になったり、大きく腫れてくる可能性もあるので早めに歯科医院を受診しましょう。

 

⑥歯茎が広い範囲で腫れている場合は…

神経を抜いている歯の歯茎が広い範囲で腫れている場合には、歯根が割れている可能性があります。

もし歯根が割れている場合、周囲の骨がどんどん溶かされ、感染が広がりますので、早めの対処が必要になります。

まずは、歯科医院でレントゲンを撮ってもらい、原因を特定してもらいましょう。

放置していても決してよくなることはありませんので、できるだけ早く歯科医院に診てもらうことが重要です。

 

⑦薬の影響の場合は…

薬の副作用で歯茎が腫れている場合、歯磨きに支障が出ない程度であればそのまま様子を見ることもありますが、腫れた歯茎のせいでうまく歯磨きができない、というような問題を起こす場合には、歯茎を切除することもあります。

また、医科の担当医に相談し薬剤の変更を相談することもあります。

 

『歯茎の腫れ』はあなたも経験されているかもしれません。少しの腫れなら放置しがちなのも、この症状の特徴といえます。

ちょっと疲れているのかな?という自己判断で様子見した結果、病気が進行してしまうこともありえます。

歯茎が腫れるということは、何か病気が進行しているサインだと思うことが必要です。

まずは、歯科医院でプロのチェックを受けてください!

それが、いつまでもご自分の歯を長く持たせる秘訣ですよ☆

 

 

鹿児島市で歯科をお探しの方は、ぜひ、ながやまデンタルクリニックまでどうぞ

 

 

歯科衛生士 北野