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歯がしみる知覚過敏の治療法とは?

投稿日:2023年8月30日

カテゴリ:スタッフブログ

歯がしみる知覚過敏の治療法について

知覚過敏の治療法

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

冷たいものを口にした時や歯磨きの際に歯がしみる場合は、知覚過敏(象牙質知覚過敏症)かもしれません。知覚過敏になる原因は様々ですが、歯がしみることがよくある場合は治療をおすすめします。

今回のブログでは、知覚過敏の治療法についてお話したいと思います。

知覚過敏の症状について

知覚過敏になると、冷たい飲み物や食べ物を口にした時や歯磨きの時に歯に痛みを感じたり、しみたりします。

エナメル質の下にある象牙質には、神経につながる管(象牙細管)が多数あるため、強いブラッシングや加齢、歯周病や歯の欠け・ひびなどによってエナメル質が薄くなったり、象牙質が露出したりすることで冷たいものや刺激に過敏になり、痛みやしみを感じてしまいます。

知覚過敏の治療法

①知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

冷たいものを口した時や歯磨きの時にだけ歯がしみるという方は知覚過敏用の歯磨きを使用しましょう。現在では、虫歯予防や歯周病、知覚過敏など、それぞれの用途に合った専用の歯磨き粉があります。知覚過敏用の歯磨き粉に含まれている硝酸カリウムが、神経への刺激を軽減することで痛んだり、しみたりする症状を抑えることができます。知覚過敏用の歯磨き粉を毎日使用することで、症状の緩和・改善も期待できます。

②歯科医院にて知覚過敏を抑制する薬剤を塗布してもらう

歯科医院には、知覚過敏を抑制する薬剤があります。当該歯にその薬剤を塗布することによって、象牙質から神経に繋がる管(象牙細管)が塞がれるため、神経への刺激が抑えられ、症状を緩和・改善できることがあります。

③CR充填

日々の歯磨きによってエナメル質が薄くなったり、加齢や歯周病などによって歯茎が下がり、歯根部分の象牙質が露出した場合には、CR(コンポジットレジン)という歯科用の樹脂ですり減った部分を修復することで神経への刺激を抑え、痛みやしみを緩和します。

④就寝時にマウスピースを使用する

歯ぎしりや食いしばりは歯や歯肉、顎骨へ大きな負担がかかります。継続的に歯や歯周組織に負担がかかると、歯がすり減ったり、歯茎が退縮して歯根部分の象牙質が露出したりするため、知覚過敏を起こりやすくなります。歯ぎしりや食いしばりによって知覚過敏が生じている場合は、就寝時にマウスピースを使用することによって、歯や歯周組織へのダメージを抑えることができます。

⑤歯の神経を除去する

上記の対策や処置を行っても、知覚過敏の症状が緩和・改善されない場合、おすすめはできませんが、最終的な手段として歯の神経を除去することも可能です。歯の神経を除去すると、痛みやしみを感じなくなるため、知覚過敏の症状は改善されます。