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歯が抜けるだけではない!歯周病の恐ろしさ②

投稿日:2017年7月28日

カテゴリ:スタッフブログ

前回、歯が抜けること以外の歯周病の恐ろしさについて説明しましたが、今回は歯周病が原因で起こる全身の病気について詳しくお話していきます!

 

*心臓病

歯周病菌が心臓の心内膜に付着して『細菌性心内膜炎』を起こすことがあります。また、歯周病菌は血管を狭くしてしまったり、血栓を作りやすくしたりすることが分かっており、それが原因で心筋梗塞や狭心症を引き起こすことがあります。

*脳梗塞

歯周病菌が脳の血管に入り込むと、血管を狭くして血栓を作り、脳の血管が詰まる『脳梗塞』を起こすことがあります。

*糖尿病

糖尿病にかかっている人は、免疫力が低下するため、歯周病にかかりやすくなります。しかし、それだけではなく、細菌、歯周病にかかっている人は糖尿病も悪化するという逆の関係も分かってきました。

*誤嚥性肺炎

高齢になり、気管の反射機能が衰えると、口の中の細菌が、唾液や食べ物を飲み込む際に誤って肺のほうへ入りやすくなります。そうすると誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。誤嚥性肺炎を起こす細菌の正体は、多くの場合、歯周病菌であるとされています。

*低体重児出産、早産

妊婦さんが重度の歯周病にかかっていると、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えることがあります。歯周病菌が血液中に入り込み、胎盤を通ってしまうためであると考えられています。

*関節リウマチ

関節リウマチは、遺伝が原因の場合も多くありますが、最近では歯周病菌が原因となって起こる場合があることが分かってきました。

*肥満、メタボリックシンドローム

肥満やメタボリックシンドロームの人は歯周病の罹患率が高いという検査結果が出ています。原因として、歯周病菌の出す毒素が肝臓や脂肪組織に脂肪を蓄積させるのではないかと考えられています。

*認知症

アルツハイマー型認知症で亡くなった人の脳からは高頻度で歯周病菌の出す毒素が検出されることが分かっています。また、歯周病で歯を失うことで、噛む機能が低下し、脳への刺激が少なくなることも、認知症を引き起こしやすくなる原因になると考えられます。

*インフルエンザ

口の衛生管理が不十分で、口の中に歯周病菌がたくさんいると、インフルエンザにかかりやすく、口を清潔にしている人ほどインフルエンザにかかりにくい、ということが研究の結果で報告されています。

 

歯周病によって命に関わる病気に繋がる可能性があることをお分かりいただけたかと思います。歯周病ケアをすることで全身の様々な病気を予防することが出来るのです!鹿児島市で歯周病治療をお探しの方はぜひ、ながやまデンタルクリニックまでどうぞ。

健康のためにも歯周病ケアに力を入れていきましょう!

 

                           歯科衛生士 北野