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歯周病と糖尿病について③

投稿日:2017年10月23日

カテゴリ:未分類

☆糖尿病とはどのような症状などがあるのでしょうか?

 

次のチェックをご覧ください。何か当てはまる症状はないでしょうか?

 

Q1.健診等にて尿検査で糖が出ていると言われた。

Q2.最近体が疲れやすくなった。

Q3.のどが渇くようになり、水分を摂ってもすぐにトイレに行きたくなる。

Q4.糖尿病の家系である。

Q5.食べても、食べても体重が5㎏以上減少した。

Q6.目がかすみ、視力が低下してきた。

Q7.1日にジュースをペットボトル1.5L以上飲むことが多い。

Q8.ここ1年で体重が5㎏以上増加した。

Q9.夜中にラーメン等カロリーの高いものを食べる事が良くある。

Q10.移動はほとんど車で歩くことがほとんどない。

 

 

こちらに書いてある症状が糖尿病の患者さんが訴える主な症状になります。

 

糖尿病の自覚症状

・異常にのどが渇く

・トイレが近く、尿の量が多い

・たくさん食べても痩せる

・空腹感が強く、食欲旺盛

・だるい、疲れやすい

・手足がしびれたり、足がつる

 

しかし、糖尿病は「サイレント・キラー」と言われる病気です。自覚症状も乏しく

本人も気付かないうちに進行してしまっている事も少なくありません。

そのため、2050万人以上いると言われている人の中で、治療を受けている人の数は、

約65%にとどまっているというのも現状のようです。

 

 

 

糖尿病の診断は?

 

糖尿病の診断では、診断基準があります

血液検査などによって区分され、正常型、境界型、糖尿病型に分かれていきます。

 

診断に用いられる指標があります。

 

・血糖値とHbA1c

 

よく耳にするのは「血糖値」ですよね。血液検査で血糖値が高くて指摘された方もいるかもしれません。

血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度の事です。

基準値

空腹時血糖…70~109mg/dl

食事2時間血糖…140mg/dl未満

 

糖尿病ではHbA1cという数値も診断に必要な数値になります。

HbA1cとは赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が、

120日と長いため、過去の1~2か月の血糖状態の把握ができ、より適切な判断ができます。

血糖値は検査前の食事や運動の影響を受けやすく、例えば、受診した日の血糖値の値が正常でも、

HbA1cの値が高ければ過去1~2か月間の血糖コントロールはよくなかったことになります。

HbA1cは血糖値と共に血糖コントロールの状態を知ることができ、診断と治療効果の判定に用いられる

代表的で知っておくべき大切な指標です。

基準値

HbA1c 6.2%未満

 

糖尿病の診断では随時血糖値、空腹時血糖値、ブドウ糖負荷2時間後血糖値のいずれかが基準値を上回り高い数値を示し、

①    糖尿病の典型的な症状がある場合

②    同時に測定したHbA1c値が6.5%以上の場合

③    確実な糖尿病網膜症が認められる場合

④    過去に「糖尿病型」を示した検査データがある場合

このいずれかがあれば糖尿病型となります。

 

糖尿病型にも正常型にも属さないものを境界型としています。

境界型は定期的な検査が必要です。

 

糖尿病には、合併症問題になります。

次回、合併症についてお話しします。

 

 

鹿児島市で歯科をお探しの方は、ながやまデンタルクリニックまで

お気軽にご相談ください。

 

歯科衛生士 池ノ上