歯垢(しこう)の正体を知っていますか?

投稿日:2017年11月9日

カテゴリ:スタッフブログ

『歯垢(しこう)』という言葉をあなたも聞いたことがあると思います。歯垢は歯くそ、歯カスなどともよく呼ばれているように、歯磨きを怠っていると、歯の上に蓄積していきます。鼻くそ、耳くそなどは溜まっていてそれを放置してもさほど健康に害が及ぶわけではありません。

しかし、歯くそ=歯垢は放置しておくと、歯や歯茎の健康を害していきます。しかもそれだけではなく、そのことが体の健康まで犯していく原因になってしまうのです。

今回は、歯垢とは一体どのようなものなのか?歯や体にどのような悪影響を及ぼすのか?について見ていきたいと思います。

 

歯垢とは一体何者?

歯垢は英語で『デンタルプラーク』と言います。一般的にはよく『プラーク』と呼ばれており、皆さんもよくテレビのコマーシャルなどでも耳にしたことがあるでしょう。歯垢は、歯磨きを長時間しないでいると溜まってくるため『食べカス』と勘違いされることがあります。でもその正体は食べカスなどではありません!口の中の細菌やその産生物の塊なのです。歯垢は通常、食後8時間程度でできてくると言われています。

 

歯垢は細菌のかたまり!

歯垢は食べカスではない、という証拠をお話ししましょう。歯垢1mgには1億から10億個もの細菌がいます。歯垢1mgといってもピンとこないかもしれません。例えて言うなら耳かき1杯よりも少ない量だと考えればよいでしょうか。こんな微量な歯垢の中に、300種類以上の細菌が1億~10億個ほどもいるのです。歯磨きをしばらくさぼったお口の中にはこの何倍も何十倍もの細菌がいると考えると、恐ろしくないですか?

 

歯垢が歯や体に与える悪影響

歯垢は放っておくと次のような悪影響をもたらすため、注意が必要です。

*歯垢は虫歯や歯周病を引き起こす

歯垢の中には虫歯菌や歯周病菌がたくさん存在しています。ですから、歯垢を溜めたままにしていると虫歯や歯周病を引き起こす原因となり、更に放置しておくと、歯を失うことに繋がっていきます。

 

*歯垢は口臭の原因になる

歯垢の中に含まれる細菌は硫化水素やメチルメルプタンなどのガスを発生させ、嫌な臭いを発生させます。また歯垢が原因でできた虫歯の穴に溜まった食べカスや歯垢、歯垢が原因で悪化した歯周病の歯周ポケットからでる膿によっても悪臭が発生します。

 

*歯垢で引き起こされた虫歯や歯周病が体を冒していく

歯垢で引き起こされた重症化した虫歯や歯周病は、全身への影響が問題視されています。大量に増殖した虫歯菌や歯周病菌、その毒素が血流に乗って全身へまわったり、気管へ入ってしまったりすることで、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞、肺炎、糖尿病、早産などの原因になることが分かっているのです。

 

鹿児島市で歯科をお探しの方は、ぜひ、ながやまデンタルクリニックまでどうぞ!

次回はこの歯垢の悪影響から身を守るためにはどうしたらよいのかお話していきますね。

 

      歯科衛生士 北野