歯の寿命を延ばす4つの重要なこと①
投稿日:2018年8月22日
カテゴリ:スタッフブログ
人は《歯の寿命》について思いをめぐらせることはあっても《歯の寿命》について深く考えることはあまりありません。あなたもそうですよね?しかし生きる為には食べることが、そして食べるためには食べ物を噛むための歯が必要不可欠です。今回は《歯の寿命》に関する様々なトピックを取り上げながら、生涯のうち1本でも多くの歯を残すためのポイントについてお話していきましょう。
☆50代、歯の寿命に最初の危機が訪れる!
歯を失う2大疾患といえば『虫歯』と『歯周病』。この2つの疾患は歯を失う原因の実に7割を占めています。しかし、実際に『虫歯』で歯を失うことが多いのは30代までの比較的若年性で、それ以降の年代では圧倒的に『歯周病』の割合が多くなります。そして、注目しておきたいのが、どの年代から歯を失いやすくなるかということ。50代以降から失う歯の本数が急激に増え始めるといわれています。今は特に問題がなくても、50代に訪れる最初の危機に備えておくことが大切です。
☆シニア世代が最も後悔するのが『歯』に関すること
マウスピース矯正を提供するアライン・テクノロジー・ジャパン社が、60代以上の男女400名に行ったアンケート調査で『失って後悔していることは?』という問いに対して、『歯』と答えたのは全体の61.3%。これは『髪の毛』や『体型』をおさえて最も多い答えとなっています。また雑誌プレジデントが55歳から74歳の男女1060人に行ったアンケートにおいても、『健康面で後悔していること』の第一位は『歯の定期検診を受ければよかった』という結果に。両者のアンケートからわかることは、シニア世代の多くが歯の健康に対する公開を抱いているということです。さらにその理由として『食べ物が美味しく食べられない』『会話が楽しめない』というものが多く、歯を失うことは生活の質を低下させてしまう大きな要因になっています。
☆70代の歯数、スウェーデンは21本、日本は15本
『歳をとれば歯を失うのはある程度避けられないことだ』と思っていませんか?しかし世界を見渡してみると、決して加齢だけが歯を失う要因ではないということがよく分かります。例えば、歯科の予防先進国であるスウェーデンの70代の平均残存歯数は21本、対して日本の同じ年代での平均残存歯数は15本。同じ年代であっても、両国にはこれだけの大きな開きが見られるのです。そのスウェーデンも40年前までは虫歯や歯周病の罹患率が高く、政府が国を挙げて『予防』に取り組んできたという歴史があります。ではスウェーデンでは具体的に何を行ってきたのか、それをヒントに歯の寿命を延ばすために重要な4つのポイントを次回お話していきたいと思います。
鹿児島市で歯科をお探しの方はぜひ、ながやまデンタルクリニックまでどうぞ
歯科衛生士 北野
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