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歯科医師が保険の銀歯をおすすめしない理由とは?

投稿日:2023年11月14日

カテゴリ:スタッフブログ

歯科医師が保険の銀歯をおすすめしない理由について

知覚過敏の治療法

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

従来の保険治療では、歯を削った後の修復に銀歯(アマルガムやパラジウムを含む合金)のつめ物やかぶせ物を使用するのが主流でした。しかし、近年では白い歯なども保険適用となり、少しずつ銀歯の使用率が減少傾向にあります。

銀歯は加工がしやすいことや耐久性が高いことが特徴ですが、様々なデメリットもあるため、歯科医師はあまりおすすめしません。

今回のブログでは、歯科医師が保険適用の銀歯をおすすめしない理由についてお話ししたいと思います。歯科医師が保険適用の銀歯をおすすめしない主な理由については下記のことが挙げられます。

見た目が悪い・目立つ

銀歯は素材が金属のため、白い天然歯と調和せず、お口を開けた際などに目立ってしまいます。銀歯が奥歯に装着している場合でも、笑った時などに見えてしまうため、審美性は低下してしまいます。

金属アレルギーになる可能性がある

銀歯は唾液によって金属イオンが溶け出すため、長期的に使用することによって金属アレルギーを発症する可能性があります。

虫歯・歯周病になりやすくなる

銀歯は汚れが付着しやすく、経年劣化によって変形してしまいます。長期的に使用することによって、土台の歯との間に隙間が生じるため、その部分から細菌が侵入したり、歯垢が蓄積したりすることによって虫歯や歯周病リスクが高くなります。

歯茎が黒くなる

銀歯から溶け出した金属イオンが歯肉に沈着するため、歯肉が黒ずんでしまいます。歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)は、歯磨きなどでは取り除けないため、薬剤やレーザーなどで改善するしかありません。