新型コロナウイルス対策について

お昼休みの電話対応について(13:00~14:30は留守番電話対応になります)

睡眠中の歯ぎしりの原因と予防対策とは?

投稿日:2023年11月7日

カテゴリ:スタッフブログ

睡眠中の歯ぎしりの原因と予防対策について

睡眠中の歯ぎしりの原因と予防対策

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

起床時に顎に痛みや違和感を感じる場合は、寝ている間に歯ぎしりをしている可能性が高いといえます。睡眠時の歯ぎしりや食いしばりは無意識下で行われるため、とても大きな力が歯や歯周組織にかかり、様々な問題を引き起こす元となります。

今回のブログでは、睡眠中に生じる歯ぎしりの原因と予防対策についてお話ししたいと思います。

睡眠中に生じる歯ぎしりの原因

睡眠中に歯ぎしりをする主な原因は下記のようなものが挙げられます。

ストレス

睡眠中の歯ぎしりの多くはストレスが原因といわれています。イライラしたり、不安な気持ちになったりすると無意識に体に力が入るため、歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりします。また、睡眠時に歯ぎしりや歯を食いしばることによってストレスを発散している場合もあります。熟睡している時は筋肉の働きが抑制されるため、歯ぎしりは発生しませんが、ストレスによって睡眠が浅くなってしまうと、筋肉の働きが抑制されず、歯ぎしりや食いしばりが生じやすくなります。

咬み合わせや骨格の問題

咬み合わせや骨格に問題がある場合は睡眠時に歯ぎしりが起こりやすくなります。元々咬み合わせが悪い場合やつめ物・かぶせ物が合わずに周囲の歯よりも高くなっている歯がある場合は、一部の歯だけが強く接触するため、歯ぎしりが起こってしまいます。

虫歯・歯周病・ドライマウスなどによる不快感

虫歯や歯周病、ドライマウスなどの症状がある場合は睡眠中にお口の中が粘つくため、その不快感を解消するために一時的に歯ぎしりが起こることがあります。このような場合、治療等でお口の問題が改善されれば、解消されることがほとんどです。

日常の癖・生活習慣

日常の癖や生活習慣が原因で歯ぎしりが起こることもあります。例えば、お仕事などで重いものを持つことが多い方やスポーツをされる方は、力を入れる際に歯を食いしばる癖があるため、その癖が睡眠中に出て歯ぎしりをすることがあります。また、普段からお酒やコーヒーをよく飲まれたり、喫煙をされる方は睡眠が浅くなりやすいため、歯ぎしりが生じる可能性が高くなります。

歯の生え始めや生え変わり時の不快感

子供も成長の過程で歯ぎしりをする場合があります。歯の生え始めや乳歯から永久歯に生え変わる際はむず痒さや不快感を感じるため、それらを解消するために一時的に歯ぎしりをすることがあります。

睡眠中の歯ぎしりの予防対策

できるだけストレスを溜めない

歯ぎしりが起こる最大の原因はストレスです。そのため、睡眠中の歯ぎしりを改善するためにはストレスを溜めないことが重要です。ストレスの原因を改善することはもちろんですが、美味しいものを食べる、運動をする、読書をするなど、自分が楽しめる時間を設け、ストレスを発散しましょう。

咬み合わせを治す

加齢や補綴物(つめ物・かぶせ物・入れ歯など)の経年劣化によって少しずつ咬み合わせは変わっていきます。歯並びや咬み合わせに問題がある場合は、矯正治療や定期的にメンテナンスを受け、咬み合わせを良い状態に調整しましょう。

睡眠の質を高める

睡眠が浅いと筋肉の働きが抑制されなくなるため、歯ぎしりをしやすくなります。熟成できるよう、睡眠環境を整えて睡眠の質を高めましょう。

お酒や煙草を控える

日頃からお酒の摂取量や煙草を吸う量が多い方は、睡眠が浅くなり、睡眠時に歯ぎしりをしやすくなるため、できるだけお酒や煙草を控えるように心がけましょう。