新型コロナウイルス対策について

お昼休みの電話対応について(13:00~14:30は留守番電話対応になります)

インプラント治療に伴うトラブルやリスクとは?

投稿日:2023年11月28日

カテゴリ:スタッフブログ

インプラント治療に伴うトラブルやリスクについて

インプラント治療に伴うトラブルやリスク

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

インプラントはブリッジや入れ歯と異なり、人工ではありますが、天然歯と同じような構造で歯根が存在します。顎骨に埋め込んだ人工歯根は一つひとつ独立しているため、入れ歯やブリッジのように周囲の歯に負担がかからないだけでなく、快適な咀嚼が可能です。

見た目はもちろん、機能性も兼ね備えているため、近年では歯を失った際の治療法にインプラントを検討される方が増加しています。

しかし、そんなインプラント治療にもやはりリスクやトラブルが存在します。今回のブログでは、インプラント治療に伴うトラブルやリスクについてお話ししたいと思います。

インプラント治療に伴う主なトラブルやリスク

①インプラント歯周炎

インプラント埋入後に特に注意すべきトラブルについては「インプラント周囲炎」が挙げられます。インプラント周囲炎は、インプラントの歯周病と呼ばれる症状です。口腔ケアやメンテナンスがきちんと行われず、口腔内が不衛生になると、細菌が繁殖して炎症を起こし、インプラント周辺の歯茎や骨が少しずつ溶かされて最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。

②多量の出血・神経麻痺等

下顎には下顎管という神経や血管がおさまる組織が存在します。そのため極稀ではありますが、インプラント埋入の際に神経や血管を損傷するリスクがあり、多量の出血や神経麻痺が生じる可能性があります。そのようなトラブルを防止するため、インプラント治療の際は事前に精密検査を実施いたします。

③インプラントと顎骨の結合がされない(インプラントの脱離)

骨粗鬆症などの持病や喫煙をはじめ、口腔内の清掃不良による細菌感染が原因で顎骨とインプラントが結合しなかった場合は、再治療が必要になったり、インプラントが脱離する可能性が高くなります。事前の検査等で持病の影響や口腔内環境、骨の状態をお調べし、インプラント治療が難しい場合には、違う治療法をご提案することもございます。

④金属アレルギー(チタンアレルギー)

一般的なインプラントは、生体親和性の高いチタン製です。チタンはイオンが溶け出しにくい金属ですので、アレルギー反応が起こることは稀です。しかし、チタンアレルギーの方はインプラント治療を受けられない可能性があります。

⑤審美障害

前歯を失った場合、インプラント埋入後に審美障害が生じる可能性が高くなります。歯を支える歯茎や顎骨は、咀嚼時の刺激によって退縮が抑制されていますが、インプラント埋入後も少しずつ歯肉が退縮する可能性があるため、歯が長く見えたりなどの審美障害が生じることがあります。

メリットの多いインプラント治療ですが、上記のようなトラブルやリスクも存在します。インプラントを受ける際は、事前に歯科医師と相談し、納得した上で治療を受けることが重要です。

鹿児島でインプラント治療ならながやまデンタルクリニックにご相談ください。

インプラントページ>>