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歯科治療後に歯が痛い・しみる際の原因とは?

投稿日:2024年2月29日

カテゴリ:スタッフブログ

歯科治療後に歯が痛い・しみる際の原因について

歯科治療後に歯が痛い・しみる際の原因

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

これまで歯科治療後に歯が痛くなったり、しみたりして不安になったという方は少なくないのではないでしょうか。多くの場合は一時的なもので特に大きな問題となることはありませんが、場合によっては早急な処置が必要とすることもあるため、症状や状況に応じて対応することが大切です。

そこで今回では、歯科治療後に歯が痛くなったり、しみたりする主な原因についてお話ししたいと思います。

歯科治療後に歯が痛い・しみる主な原因

①神経が炎症を起こして敏感になっている

虫歯が歯の内部の深くまで進行している場合は神経の近くまで歯を削ることになるため、歯を削る際の刺激によって神経が炎症を起こすことがあります。そのような場合は神経が一時的に敏感になっているため、つめたいものを口のした際や咀嚼時に痛みを感じたり、しみたりすることがあります。

多くの場合は時間の経過とともに炎症もおさまるため、痛みを感じなくなります。しかし、痛みが続く場合や痛みが強くなった場合は神経を取り除く治療が必要になることもあります。

②象牙質が露出している

歯の内部にある象牙質には、神経に繋がる象牙細管という組織があるため、外部の刺激によって痛みを感じたり、しみたりすることがあります。虫歯を削った後に最終的な修復物を装着するまでの間は仮の蓋で治療部分を保護する場合がありますが、隙間等が生じて象牙質が露出していると、冷たいものや歯磨きなどの刺激によって歯が痛くなったり、しみたりすることがあります。

③金属のつめ物・かぶせ物の熱伝導率の影響

虫歯治療で歯を大きく削った場合は金属のつめ物・かぶせ物で修復することがあります。神経の近くまで歯を削った部分に熱伝導率の高い金属のつめ物・かぶせ物が装着されている場合は、飲食物の温度が神経に伝わって痛みを感じたり、しみたりすることがあります。

④噛み合わせが合っていない

虫歯治療後は治療部位や歯の切削量に応じてつめ物・かぶせ物で修復しますが、装着した修復物の高さが適切でない場合は、過度な力がかかるため、咀嚼時に痛みを感じる可能性があります。

⑤ホワイトニングの薬剤の影響

ホワイトニング治療を受けた際は、薬剤の刺激によって歯が痛みを感じたり、しみたりすることがあります。特に歯科医院で行うオフィスホワイトニングは薬剤の濃度が高いため、知覚過敏の方は施術中や施術後に一時的に歯の痛みやしみを感じやすくなります。