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妊娠性歯肉炎の注意点と対策とは?

投稿日:2024年3月13日

カテゴリ:スタッフブログ

妊娠性歯周病の注意点と対策について

妊娠性歯肉炎の注意点と対策

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

妊娠中は体内で様々な変化が起こることによって、歯周病(妊娠性歯肉炎)リスクが高くなります。さらに妊娠中の歯周病はお腹の胎児にも悪影響を及ぼすため、きちんとケアを行い、歯周病を予防することが重要です。

今回のブログでは、妊娠中の歯周病の注意点と対策についてお話ししたいと思います。

妊娠中に歯周病になりやすいのはなぜ?妊娠性歯肉炎の注意点とは?

妊娠中はホルモンバランスの変化によって女性ホルモンの分泌量が増加します。女性ホルモンは歯周病菌の活動を活発にしたり、歯周組織の炎症を悪化させたりする働きがあります。さらに妊娠中は食生活が乱れたり、つわりなどの影響で口腔ケアが不十分になるため、結果的に歯周病リスクが高くなります。

また妊娠中に歯周病になると、歯周病による炎症を抑制しようとプロスタグランジンという物質が生成されます。プロスタグランジンは炎症の抑制作用だけでなく、分娩時の子宮の収縮を促す働きもあるため、歯周病によってプロスタグランジンが生成されてしまうと、分娩時のように子宮の収縮が促がされ、早産、低体重児出産を引き起こす可能性が高くなるため、注意が必要です。
※歯周病の方は健康な方に比べて早産、低体重児出産のリスクが約7.5倍高くなるというデータがあります。

妊娠中の歯周病予防対策について

上記のように妊娠中は歯周病リスクが高くなります。胎児へ悪影響が及ばないよう、下記のことを意識して日々のケアをしっかりと行うことが重要です。

こまめに歯磨きをする

妊娠中はつわりで気持ちが悪くなるため、食生活が不規則になります。お口の中で歯周病菌を繁殖させないため、食後やつわり後にはこまめに歯磨きを行い、お口の中を清潔に保ちましょう。

磨きやすい小さな歯ブラシを使用する

妊娠中のつわりがひどい時には、お口の中にものが入るだけで気持ち悪くなることがあり、食欲がなくなったり、歯磨きでさえ普段どおりに行えないことも少なくありません。そのような場合は少しでも気持ち悪さを軽減するため、ヘッドが小さく磨きやすい歯ブラシを使用し、ゆっくりでもいいので時間をかけて歯を磨きましょう。また、歯磨き粉が気持ち悪いと感じる場合は無理に使用せず、ブラッシングだけでも行いましょう。

定期的に歯科医院でクリーニングを受ける

例え妊娠中であっても時期などを考慮することによって、ほとんどの歯科治療を受けることができます。妊娠中はお口の中が不衛生になりがちですので、体調が良い時などを選び、歯科医院で定期的にクリーニングを受けるようにしましょう。

鹿児島で妊婦さんの歯周病予防をご希望の方はながやまデンタルまでお気軽にご相談ください。

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