新型コロナウイルス対策について

お昼休みの電話対応について(13:00~14:30は留守番電話対応になります)

歯を失いはじめる平均年齢とその原因とは?

投稿日:2024年3月21日

カテゴリ:スタッフブログ

歯を失いはじめる平均年齢とその原因について

歯を失いはじめる平均年齢とその原因

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

医療が進歩した現在は「人生100年と呼ばれる時代」になり、これまで以上に歯の重要性に注目が集まっています。歯を失うと口腔機能が低下するため、食事の偏りなどから栄養バランスが乱れ、体全体の機能も衰えていきます。

長い人生を健康的で豊かに過ごすためには、歯の存在が必要不可欠ですが、すべての歯を健康な状態で維持できる人はごく僅かで、加齢とともに少しずつ歯を失っていくのが一般的です。若いうちに歯を失うことは比較的少なく、多くの方が歯を失い始める平均年齢は40~50代となっており、歯を失うことで残存歯への負担も大きくなるため、歯の喪失リスクはさらに高くなっていきます。

今回のブログでは、40~50代の多くの方が歯を失いはじめる原因についてお話したいと思います。

40~50代の方が歯を失う原因について

40~50代の方が歯を失う主な原因については下記となります。

2次カリエス(虫歯の再発)

40~50代の方が歯を失う主な原因の一つは2次カリエス(虫歯の再発)です。一度でも治療した歯は歯を削った部分から細菌が侵入するなど、虫歯の再発率は高くなります。また、神経を取り除いた歯は痛みや違和感を感じないため、かぶせ物の内部で虫歯が進行し、本人が気づかない間に重症化するケースも少なくありません。虫歯の再発については、その都度治療すれば良いと思うかもしれませんが、歯は削る度に薄く、脆くなるため、保存が困難と判断された場合は抜歯となってしまいます。

重度の歯周病

歯周病は成人の約80%が罹患しており、歯を失う1番の原因となっています。歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれ、自覚症状なく進行・悪化するという特徴があります。歯周病が重症化すると、歯茎や歯槽骨などの歯周組織が破壊されるため、歯が支えられなくなり、最終的に抜け落ちてしまいます。多くの方が30~40代で歯周病になり、その後の10年で悪化して歯を失うというケースが多いです。

歯根破折

歯根破折は歯の根の部分がひび割れたり、折れたりする症状です。歯根破折は歯周病、虫歯とともに歯を失う主な原因となっています。特に神経を抜いた歯は、栄養が供給されなくなることで歯質が脆くなるため、歯ぎしりや食いしばりなどで大きな負担がかかると、蓄積シたダメージによって歯根破折が生じやすくなります。破折部分から細菌が侵入して炎症が起こるため、症状の改善が難しい場合には抜歯となります。

根尖病変

根尖病変とは、細菌感染によって歯根の先端部分で炎症が起こり、膿が溜まる症状です。重度の虫歯で神経が死んでしまったまま放置したり、根管治療で歯の神経を取り除いた歯が再び細菌に感染したりすることによって生じます。根管治療で症状を改善できる場合は歯を保存できますが、膿が大きい場合など、症状の改善が困難な場合は抜歯となります。

上記のように多くの方が歯を失う主な原因は虫歯や歯周病です。根管治療で神経を抜いた歯や歯周病は本人が気づかないうちに進行・悪化するため、必然と抜歯リスクは高くなってしまいます。さらに歯を1本失うと、ドミノ式に次々と歯を失う可能性も高くなるため、歯を健康な状態で維持するためには若いうちから予防に取り組みことが重要です。

予防歯科・クリーニングページ>>

鹿児島で虫歯・歯周病予防ならながやまデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。