味覚に5つの基本味があるのはなぜ?
投稿日:2017年5月15日
カテゴリ:スタッフブログ
味覚は食べるための感覚です。
食べるということは、発育、成長、運動、生命維持などのために必要な物質を取り込むことですが、一方でそれを妨害する有害物毒素を避ける必要もあります。
味覚の本来の役割は身体にとって摂取してよいものか、悪いものか判断することです。
エネルギーの元になるものは甘い味(糖の味)
身体の構成に必要なタンパク質のもとになるのはうま味(グルタミン酸の味)
身体の働きにとって必要なミネラルは塩からい味(塩化ナトリウムの味)
と、いずれも快感を生じるという繋がりです。
一方、身体が避けなければならないものとして腐敗したものは酸味、毒物は苦味生じ、いずれも不快感と結びつきます。
これらの味はお互い独立した別の味であることが示され、5基本味と呼ばれているのです。
生きていくために身体にはさまざまな機能が備わっているのですね!
参考文献:口腔の生理からどうしてを解く
鹿児島市の歯科 ながやまデンタルクリニック歯科衛生士 北野
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