どうして食品は便として排出されるのだろう?①

投稿日:2018年4月28日

カテゴリ:スタッフブログ

☆私達は、口腔から生命維持に必要な食品を取り入れて、その残渣を便として体外に排出しています。食品は、口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→肛門と進みますが、さて、どこまでが食品で、どこからが便なのでしょう?食品摂取後、24~72時間の体内の旅は、どこで変容するのでしょうか?

 

・食品が排出されるまでのプロセスと変容

 

食事やおやつとして毎日食べている食品は、時間が経過するとおしりから便として排出されているが、その過程はどうなっているのでしょう?

 

私たちの活動や生命維持のためのエネルギー源と成長や組織の修復に必要な物質は、食品中の栄養素から摂取しているが、食品を口から摂取しても残念ながらこのままでは食品中の栄養素を吸収する事はできません。

栄養素は、主に小腸の粘膜上皮で吸収可能となる大きさの分子に分解して、初めて体内に取り込むことができます。この重要な働きが消化で、食品を化学的に処理して、効率よく体内に取り込めるようにしています。たんぱく質、炭水化物、脂肪、水分、電解質、ビタミン類など栄養素の消化と吸収は、消化管という口腔から始まり肛門管で終わる約10mの管腔臓器で、数段階に分かれて行われています。

 

この、長い管腔における、食品やその消化物を移送させる消化管運動は、わずかに最初の咀嚼、嚥下の初期と、最後の排便時のみが随意運動(自らの意思により動かす)からなります。その大部分は、腸管外や腸管内における自律神経系からなる運動調節機構と、消化管ホルモンなどの体液性因子も加わった、非常に複雑な運動調節系に制御された不随意運動(意思に基づかない動き)で行われています。

管腔においては、咀嚼などの機能的分解と、諸臓器から分泌される各種消化酵素による化学的分解が行われて、内腔を覆う粘膜上皮から吸収されています。

 

私たちの体は臓器ごとに役割分担があり、咀嚼、嚥下を越えた後、排便以外は不随意運動からなる自らの意思に基づかない動きで行われています。

消化にはやはり咀嚼の段階で食物を破砕、分解、唾液と混和されしっかりと食塊にされることでほかの臓器での消化を助けることに繋がります。

咀嚼障害があるとどうしても胃腸にも負担がかかります。

自分がしっかり噛めて食物を咀嚼できているか?という事はとても大事なことなのです!

 

ながやまデンタルクリニックでは、咀嚼機能検査を行っております。

鹿児島市で歯科をお探しの方は、ぜひ、ながやまデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

 

参考文献:新・口腔の生理から?を解く

 

歯科衛生士 池ノ上