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口臭を引き起こす原因とは?

投稿日:2024年3月29日

カテゴリ:スタッフブログ

口臭を引き起こす原因について

口臭を引き起こす原因について

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

口臭や体臭は自分自身では気づきにくいものです。そのため、他人の口臭が気になったことをきっかけに「自分の口臭は大丈夫かな・・・」と心配になる場合がほとんどです。

食事などが原因で一時的に口臭が気になることはありますが、慢性的な口臭についてはお口の中に何かしらの問題があると考えられています。

今回のブログでは、口臭を引き起こす原因についてお話したいと思います。口臭を引き起こす主な原因は下記のようなことが挙げられます。

①口腔内が不衛生(正しいケアができていない)

食べかすや剥がれた粘膜などのタンパク質汚れをはじめ、歯面や歯間に歯垢(プラーク)が蓄積すると、それらの汚れに細菌が集まって繁殖したり、食べかすなどが発酵したりするため、口臭が発生します。また、舌苔と呼ばれる舌の表面に付着している白っぽい苔のようなものは細菌や汚れの塊ですので、舌苔が多くなると口臭がきつくなります。

②虫歯・歯周病

虫歯・歯周病によってできた穴や歯と歯茎の間に汚れが蓄積することによって、口臭が発生する場合があります。また、歯周病菌が食べかすなどの汚れを分解する際に「メチルメルカプタン」という不快な臭いのするガスを発生させるため、歯周病が悪化している場合は口臭がきつくなってしまいます。

③臭いの強い飲食物

にんにく、玉ねぎ、香辛料などをはじめ、お酒やコーヒーなどの臭いに強い飲食物を口にした際は一時的に口臭が発生することがあります。

④喫煙(タバコ)

日常的にタバコを吸われる方は口臭が発生します。また、タバコを吸われる方は歯の表面にヤニが付着して歯が黄ばんだり、虫歯・歯周病などのリスクが高くなったりなど、口臭だけでなく様々な悪影響を及ぼします。

⑤唾液の分泌量の減少(生理的口臭)

唾液にはお口の中の汚れを洗い流す自浄作用や殺菌作用があります。睡眠時や空腹時は唾液の分泌量が減少することによって、お口の中の細菌が繁殖したり、お口の中の汚れが発酵したりするため、口臭が発生します。また、口呼吸の方はお口の中が乾燥して唾液の働きが低下するため、口臭が発生しやすくなります。

⑥ドライマウスやその他の病気

ドライマウスの方はお口の中が乾いて唾液の自浄作用や殺菌作用が低下するため、口臭が発生しやすくなります。また、消化器官の病気や糖尿病、呼吸器系の感染症などが口臭の原因となる場合もあります。