歯科医院で行うレントゲン撮影で確認できるものとは?
投稿日:2024年4月5日
カテゴリ:スタッフブログ
歯科医院で行うレントゲン撮影で確認できるものについて
鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。
歯科医院では、患者さまの症状によってレントゲンを用いた検査を行うことがあります。レントゲン検査を行うことによって、歯の内部や骨の状態などを事前に把握できるため、適切な治療法を選択可能となります。
今回のブログでは、歯科医院で行うレントゲン検査によって確認できる項目についてご紹介したいと思います。
レントゲン検査で確認できる項目
①虫歯の有無・虫歯の進行状態
レントゲンで口腔内を撮影することによって、虫歯の有無や虫歯の進行状態を確認することができます。レントゲンのX線は透過するため、肉眼では確認することが困難なつめ物・かぶせ物の中の虫歯の状態を把握することが可能です。
②歯の根の状態
レントゲン検査では、歯肉より下に埋まっている歯の根の状態を確認することができます。歯の根の中にある神経の形状や炎症の状態、歯肉縁下に付着した歯石などをチェックすることによって、虫歯や歯周病、歯根破折などの症状に対して適切な治療計画を立てることができます。
③顎骨の状態
レントゲン検査では、歯や歯肉の状態だけでなく歯の土台となる顎骨(歯槽骨)の状態も確認することができます。歯周病や歯根部分の虫歯が重症化すると、炎症によって骨が溶かされるため、レントゲン検査を行うことによって歯槽骨の溶け具合や歯周病などの進行状態を把握し、適切な治療計画を立てることが可能となります。
④つめ物・かぶせ物の状態
口腔内の状態は日々少しずつ変化するため、虫歯治療の際に装着したつめ物・かぶせ物が土台の歯ときちんと適合していなければ、経年によって虫歯の再発をはじめ、様々な問題を引き起こす可能性があります。レントゲン検査では、つめ物・かぶせ物と土台の歯との適合の状態も確認できるため、何か問題があった際は早期対応が可能となります。
⑤顎関節の状態
咬み合わせの不調、歯ぎしりや食いしばりによって顎関節症を引き起こすことがあります。レントゲン検査では、顎関節の状態なども確認することができるため、何か問題が起こった際に症状をきちんと分析することができます。
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